今年は「夏風邪」が大流行!?免疫力アップ!!(健康カプセル 元気の時間)
2023/07/18
7月も後半に入り夏本番!誰しも一度は経験のある「夏風邪」が流行る時期でもあります。夏風邪は7~8月を中心に、主にせきや腹痛などを引き起こし症状が長引くのが特徴。しかし、なかには夏風邪と間違いやすい大病が潜んでいる可能性もあるののだとか。そこで長引くせきと腹痛の原因やこの夏実践したい免疫力アップ法などを専門医に教えてもらいました。
<長引くせきの原因(1)ウィルス>
原因の一つはでの「アデノウィルス」 湿度が高い場所を好み、夏に最も感染力が高まるウィルス。感染すると喉の痛みや腫れを引き起こすため、せきの症状が見られます。ちなみにアデノとは「扁桃腺」や「リンパ腺」という意味があるのだとか。
<長引くせきの原因(2)カビ>
原因の二つ目は「夏型過敏性肺炎」だそうです。夏型過敏性肺炎は「トリコスポロン」というカビを吸い込むことによって発症するアレルギー性の肺疾患。トリコスポロンは夏に繁殖が爆発し、気温が20度、湿度が90%以上になると活動が活発になるのだとか・・・
<夏型過敏性肺炎の特徴>
先生によると、夏型過敏性肺炎の原因は家の中にあるので「家の中にいると症状が出るが、外出すると症状がおさまる」という特徴があるそうです。
<家の中に隠された落とし穴!「トリコスポロン」が潜む場所とは!?>
トリコスポロンがいる可能性の高いのは、洗面所・バスルーム・エアコンの内部。この時期トリコスポロンが繁殖しやすい意外な場所が「洗濯カゴ」。夏場に汗が染みついた洋服をカゴに入れるとカビが繁殖して活性化しやすいので、洗濯物を入れたまま放置している場合は注意が必要だそうです。
<洗濯カゴのトリコスポロン増殖を防ぐ方法>
「日干し」と「消毒」トリコスポロンは高温多湿を好むため、風通しの良い場所で日干しをすると効果的だそうです。さらにアルコール消毒を行うことである程度のトリコスポロンが死滅できるので増殖を抑えることができるのだとか。
<夏の腹痛の原因ウィルス>
夏の腹痛の主な原因は「エンテロウィルス」。別名「腸管ウィルス」とも呼ばれ、夏に最も感染力が高くなるそうです。感染すると、腹痛・下痢・嘔吐などを引き起こし症状が長引くのが特徴なのだとか。
<下痢の時の対処法>
(1)水分をこまめにとる
下痢をすると腸が十分に水分を吸収できなくなり体外へ放出されるため、身体が徐々に脱水状態に陥ってしまうそうです。すると、血圧低下が進み、最悪の場合腎臓や脳に障害を起こしてしまうこともあるのだとか。そのため、夏場に下痢を症状が出た場合は、水分をこまめに摂ることが大事だそうです。
(2)便を出す
下痢の場合、便を出すことが重要だそうです。下痢止めなどで下痢を止めてしまうと、腸の中にいるウィルスが排出されず、症状が長引くことがあるのだとか。そのため、整腸剤を飲んでお腹の中の善玉菌を大事にしながら便を出すと良いそうです。
症状の有無は免疫力の差!!先生オススメ!免疫力アップ法
<症状の有無は免疫力の差>
私たちはウィルスやカビを何度も吸い込んでいるそうですが症状の有無は個人差があるそうです。個人差は免疫力にあるようです。免疫力低下がウィルスに負けて症状がでるようです。
<夏は1年で最も免疫力が低下する季節>
夏は、1年のうちで免疫力が最も低下するといわれているそうです。その理由の一つが、冷房などによる「冷え」。暑さ対策に欠かせない冷房ですが先生によると、体温が1度下がると免疫力が3割下がるそうです。身体が冷えすぎると血液の循環が悪化し、免疫力の低下に繋がるそうです。さらに、猛暑による「食欲不振」や「寝不足」、「入浴をシャワーで済ませる」といった行動も免疫力低下に繋がるようです。
<先生オススメ!免疫力アップ法>
・バランスの良い食事
・十分な睡眠
・適度な紫外線を浴びる
・湯船につかる
・ポジティブシンキング
先生によると、物事を前向きに考えることでウィルスなどを攻撃するNK細胞が活性化するそうです。規則正しい生活とポジティブな思考で免疫力をアップさせましょう。
2023年7月16日放送 健康カプセル!元気の時間より
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