食中毒に気をつける時期になりました
2023/05/22
梅雨時期(5月~6月)と夏(7月~9月)は湿度や気温が高く、細菌が増えやすいので、
この時期には細菌性の食中毒の発生件数が増加する傾向にあります。
家庭での食中毒予防
1.おにぎり編(林修の今知りたいでしょ(2022/8/16放送抜粋)
2.お弁当編(林修の今知りたいでしょ(2022/8/16放送抜粋)
3.細菌性食中毒予防の3原則(厚労省HP抜粋)
1.おにぎり編(林修の今知りたいでしょ2022/8/16放送抜粋)
①30℃越えの今!おにぎりの知りたいこと
②長持ちするのは海苔は先に巻く?食べる直前?
③長持ちするのはラップ?アルミホイル?
①素手であにぎりを握る人もいるが、肌についている黄色ブドウ球菌が
食べ物に付着し増殖すると食中毒の原因となる。ラップを使った場合は
ほとんど検出されなかった。
②海苔を巻かないで保存した方が圧倒的に菌の量が増加した。海苔を先に
巻くことでおにぎりの水分を海苔が吸収して、おにぎり自体の水分量が
低下して、菌の増殖が弱まったと考えられる。
③アルミホイルで保存した方が菌の増殖を抑えられた。アルミホイルから
出る金属イオンが菌の増殖を抑え込んだと考えられる。
2.30℃越えの今、朝作ったお弁当!昼にはどうなる?
[たまご焼き]
▶半熟だと6時間で食中毒注意レベルにまで菌が増殖するので、しっかり
加熱することが重要。
[生野菜の仕切り(レタスなど)]
▶生野菜には菌が多く洗うだけでは取り切れない。仕切りに使うことで
水分が出るため菌が増殖しやすくなる。
[ポテトサラダ]
▶きゅうりなど生野菜が入っていると菌が増えやすいので、注意が必要。
[へたつきのミニトマト]
▶へたにも菌がついておりキレイに洗うのが難しいので、ヘタをとって
お弁当に入れた方がいい。
[残りもの・作り置きおかず]
▶時間がたっていると菌が増殖している可能性があるため、再加熱してから
お弁当に入れると良い。レンチン1分でも効果がある。
※梅干しやカレー粉を使うと菌の増殖を抑えることができる。
3.食中毒予防の原則
細菌性食中毒予防の3原則
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、
体内へ侵入することによって発生します。
細菌による食中毒を予防するためには、
・ 細菌を食べ物に「つけない」
・ 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
・ 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
という3つのことが原則となります。
ウイルス性食中毒予防の4原則
ウイルスの場合は、食品中では増えないので、「増やさない」は、
当てはまりません。ウイルスは、ごくわずかな汚染によって食中毒を
起こしてしまいます。
ウイルスを食品に「つけない」を確実に実行するためには、調理者はも
ちろんのこと、調理器具、調理環境などの調理場全体がウイルスに
汚染されていないことがきわめて重要になります。そのようなウイルスに
汚染されていない調理環境をつくるには、調理場内にウイルスを
「持ち込まない」、仮に持ち込んだとしても、それを「ひろげない」ことが
大切です。
ウイルスによる食中毒を予防するためには、
・ ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
・ 食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」
・ 食べ物にウイルスを「つけない」
・ 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」
という4つのことが原則となります。